そよかぜ便り

些細な日常をお届けします!

平凡な幸せ

夢を見て目覚めた朝は起きた瞬間に見たものが夢の中に混ざりこんでいく感じがする

そんなこと考えてられないほどアラームがうるさくてずるずると布団から這い出してスマホを見て変な漫画を読んで夢の内容が塗り替えられていく

朝の電車の中は鬱屈とした気分になる

中学生の頃からなんとなく車内のピリピリした空気感を感じていた

本当は2022年春に業界新聞で弊社の記事を1年分ピックアップして読んで選考対策していた豊洲ららぽーとについて書こうとしたけど、あの時のことを昨日のことのように思い出せるはずなのに銀座から豊洲まで歩く前に何をしていたのか思い出せなくて焦ったから書かない

楽しそうに走る犬や子供を見て蹴り飛ばしたくなるとかそういうことを言って一緒にいた人を不機嫌にさせたことだけ覚えている

写真すら撮っていない

本当に存在した記憶なのか怪しい

銀座から豊洲まで歩く間に月島が当然あってそこに当時の内定先の寮があってふーんってなっていたことも覚えている

でも何の話したのかも覚えていない

ずっと好きだった作家が死んでいた

私はカスなので小学生の頃からトイレでしか本を読んでいないが

悲しくていつもなら3:3:4くらいで

ゆきりん:龍:ほかの作家(外国人作家中心)

で本を買うところを100%その人にしてしまった

その作家は山本文緒と言うのだが

この主人公ワイやんけ と思わせるのが得意で、その時代の若い女性の価値観を完璧に描写することのできるすこしワガママで気の強い女性だ

膵臓癌で去年の9月に亡くなってしまった

それをみてまず私が小学生の頃よく読んでいた漫画の描き手で山本文緒と親しかった伊藤理佐の反応を見ようとしたが見つからなかったしそんなものを探しても虚しいのでやめた

61歳だった

時代の流れや感覚を共有していた人が亡くなるのは悲しい

こんなに生々しい文章を書いているのに死んでるなんて信じられないと思う

今の時代

死んだ人の文章はそこに当たり前にある

病死した人の、殺された人の、自殺した人の、事故死した人のTwitterアカウントが残っている

それがとても恐ろしい

自分と同じように朝眠いと感じ昼お腹すいたと感じている、そしてそんな文章を書いている人がもうこの世にいない

大好きだった古畑任三郎をやっていた田村正和東京オリンピックを見ることも無く亡くなったこともあまりにもショックだった

でも、

社会人はこんなこと考えている暇もないんだろうし

ここに書いているようなことを仕事関連の人に話すのは間違ってると言われた

そうだ

キ…気候
ド…道楽(趣味、テレビ、映画、スポーツ)
ニ…ニュース
タ…旅
チ…知人
カ…家族
ケ…健康
シ…仕事
衣…ファッション
食…グルメ
住…住まい、暮らし、家

の話しかしてはいけない

 

皆が快適でいるために