そよかぜ便り

些細な日常をお届けします!

衒学的ではないフェミニズムの話をしよう。

フェミニストは自己抑制と社会的役割への参加を嫌う」

という言説を目にした。

なるほど。自己抑制、つまり言うべきでないことを言わない、空気を読むことができないということだろう。社会的役割についてもケア労働なんて言葉があるくらいだから、「お母さん」という言葉に押しとどめるな!ということなのだろう。

フェミニストは自分という存在の役割による束縛を嫌う。女だからこれをやれ、と言われることを嫌う。そしてアンチ・フェミニストから責められる。

いったん、学問を忘れてみよう。学問ベースで話すと、勉強したもん勝ちになる。It'll be a battle among egg-heads. I HATE PEDANTIC PEOPLE!!!!! And I think those who say "I read 20 books per a month" are not good reader, they don't like reading, indeed

 

私には、フェミニストも女も人間も同じに見える。フェミニストは、女性の抑圧を排除したがっている。そして、社会進出を目指してきた。法が整備され、表面的には男女は平等になった。それは残念ながら、日本のフェミニストのおかげではない。アメリカ、あるいはフランスの人間が頑張ったからだ。しかし、ともかくも、これ以上何かを「女性が連帯して」変える必要はないのだ。社会進出の場において、抑圧を感じるのであれば、それは有効だが、意識の点において、「私が女性だから抑圧されるんだ」と感じるのであれば、努力して、その環境を見返せばよい。努力できない理由を女性蔑視に求めるのは間違っている。それは賢い女ではない。制度の問題は女性の連帯なしにはどうにもならない。だが、意識の問題は個人の問題だ。あなたが優秀で素晴らしい「人間」になれば、「女だから」だとか言わずに、劣等感を感じる必要もなくなる。

 

次に、専業主婦について。専業主婦である苦悩を歌う女性たちは、決してフェミニストではない。彼女たちはlaborとして労働運動を行っているのである。ここを勘違いしている人々がたまあにいる気がする。社会進出をしたいと望んだ女性たちからすると、彼女たちの存在=女性は家の中の天使であるという考え方はノイズであり、抑圧的なものに感じただろう。しかし、2021年になっても、大企業の男の嫁はたいてい非正規労働者か専業主婦である。漫画の夫婦も、妻は専業主婦である。だがこれは、「女性が望んでいること」なのである。専業主婦になりたい女性=楽をしたい=労働から逃げたい女性が、家事を労働と言い張り、家事すら捨てて楽になりたいのである。だから、アンチ・フェミニストミソジニーに怒られるのである。当然だ。

そもそも、家事が負担だと言うのであれば、まともな職について、お手伝いさんでも雇えばいいのだ。同じ”家事”にたいしてfeeが発生しているのだから、彼女たちの主張においても正しい方法とはならないだろうか。

 

次に、ミソジニーなど憎悪の構造において。顔のいい人については、これを気にする必要はない。あなたが恐怖やむかつきを覚えたとしても、彼らは「自分より優秀な遺伝子を持つ者・自分の存在を脅かすものにたいして冷笑することでしか自我を保てないブサイク」なのである。

 

次に、お国のために死ねるか問題について。

あらかじめ言っておきますが、ここからの話は今後第二次世界大戦が当時と同じ状況で起きるというファンタジーを基にしています。恐らく今後の戦争はあんな消耗戦になることはあり得ませんし、某2国も、戦争を起こす可能性は低いと踏んでいます。台湾はわかりませんが…あーどうなるんでしょうね。第二のポーランドになるんでしょうか。

さて、

私はよく女も徴兵されるべきと言っております。なぜならば、普通に男性だけが死地に向かわなければならないのは理不尽だからですよ。男性、という理由で。そしてフェミニストっぽいところでいくと、「自分が無力で何もできないまま大切な人の死を案じるのがいつも女性であるのはおかしい」からです。後方支援なんて性別関係なく誰にでもできます。役に立ってるとか言われますが、じゃあ毎朝起きて工場にいって働く、ということと戦地で死と隣り合わせの状態で働く、ならどちらが労働に対する犠牲が大きいのでしょうか?とにかく、性別で選ぶのではなく、規格を満たしている国民が行けばいいわけです。チー牛と女子重量挙げ選手なら後者のが戦地で役に立つに決まっているじゃあないですか。男女平等、ですよね。これに関してはフェミニストの肩を持つかもしれない。ん?でもわからないな…

 

保守・アンチ・フェミニスト男性「女は男児を産め!家で子を育てることが国への貢献だ!」

ミソジニー「女も戦争に行くべき」

専業主婦などママ(笑)たち「私たちの役目は子供を育てること!でも女だけでやるなんておかしい!休日にごろごろしてないで手伝え!」

フェミニスト「女性を慰安婦としてつれていくなんて人権侵害だ!」

一般人「女性が生き残ってないと子孫が出来ない。男が死んだ方がコスパがいい」

 

ミソジニーしか味方がおりません。その他彼らの基本的な主張としては、体力差、種の保存が大切、ということでしょう。

じゃあまず、なぜ種の保存が必要なのでしょう。あ、早口で答えなくていいです。気持ち悪いので。労働力が必要だからですね。労働力がないと国が壊れる。きれいなトイレのあるいい暮らしが出来なくなる、ということですよね。でもですよ。無駄に人口が増えたって仕方がないのは、一人っ子政策に踏み出した時の中国の様に、わかりますよね。戦後なんて物質が足りないんですから、人口は少ないに越したことはありません。それにそもそも、イスラエルの様に、妊娠したら徴兵なし、にすればよいじゃありませんか。

次に、体力差ですね。でもですよ、戦争が始まったら物質がなくなりますとよね。そしたら究極いえば貧相な男性も現れてくるはずじゃあないですか。その場合貧相な男性より後方にいる体格のいい女性を連れてきて交換した方が早くないですか。

つまり死のリスクを男女平等にしろと言っているのです。相手の国が男性の兵士のみで、白兵戦など女性では太刀打ちできない(これも偏見ですが…)と言うのであれば、殿やら偵察、それこそ特攻という、危険度が高く体格が必要とされないことを女性がやればよいのではないでしょうか。女性を戦いの外に置き、性的な奉仕(子を産ませることもこれに当たります)にのみ従属させるのは間違っている気がいたします。

適材適所とか言いますが、じゃあ妊娠・出産も得意な人がやればいい話ですよね。でもあれはどうしようもない体の構造でそうなっているわけです。後天的にイデオロギーが「男が戦争に向いてる」という風になっているなら、徴兵それ自体を体に作り的に「男女関係なくされるもの」というイデオロギーにしてしまえばいいんじゃないですか。そうすれば、どうしようもない社会の構造でそうせざるを得なくなるので。

私はでしゃばる女!と思われるのが一番嫌いです。重いモノを運ぶ作業が男子だけに振られたり、そこで手伝おうとすると、文句を言われたり…でしゃばる女なんでしょうか。でも、そこには、男性だけに任せるのは可哀想、おかしいという正義感と、「重いものを持つことにより男性性をアピールできる」というメリットを男性だけが享受することへの妬みがあるのかもしれません。ちなみに、私は女性に「男らしい」とみられると気持ち悪くなるタイプではあります。余計な精神分析のひとが「それは男性が他の女に向けてsex appealをしているのが気に食わないからでは?」とか言いそうですが、それも、なんだかずれてます。私は、誰が相手であっても、下にはなりたくないのです。意識している時点で下になっていると言われても、一度気づいたら、その構造を逆転させるしかなくないですか。

 

女性が重いものを持ち、徴兵され、ブラック企業で性的な意味ではなく肉体を酷使する、こういった状況が是とされなければ、ジェンダー平等なんてハリボテでしかないのです。慌てて、適材適所ですとか、区別ですとか、トイレは分けてるですとか、言われたとしても、平等という言葉をお調べになってくださいとしか言えません。

 

男性性・女性性と言う言葉もやめてほしいですよね。だって、生まれてから、「お前は女だ」というイデオロギーに支配されて生きてきたせいで、そうなっているのかもしれないじゃないですか。じゃあ、赤ちゃんの時から男女に違いがあるんでしょうか?

 

とにかく、

いつまでも男女差別だなんだと騒ぎ立てる無能女

自分の劣等感を女性蔑視でしか晴らせない不細工男

自分たちだけ楽しようとする女尊男卑女

男性だけ徴兵する=重いモノを持たせる社会

そして、今の立場に女性を押しとどめようとするイデオロギー

が私は許せません

 

真のジェンダー平等とは、

いったん女性が重いものを持ち、徴兵され、ブラック企業で性的な意味ではなく肉体を酷使す状況が生まれた のちに

男女関係なく能力あるものが↑を行い、能力のないものが性労働や受付スタッフ、専業と言う名の無職を行う者になれば良いのです。

 

ここまで読んでいただいてお分かりの通り、私は女性も男性も嫌いです。女性でも男性でもない人も、嫌いです。

ただ、傷つく人、弱者、あたしのプライドが傷つくことがない世の中になってほしいと思っています。

 

話をしようとか言っといて対話する気がないのウケる