comfortable sleep.
性格よりはまだ顔のがマシなレベルの人間
朝起きてソーセージマフィンが食べたいと思う?それは僕にとっては当然のことだよ。君がお金を使ってまで僕に電話してきたのはそんなことを聞きたかったからなのかい?だって、爽やかな朝にピッタリじゃないか。そう、退屈な朝にね。デカダンの夜を過ごした次の日は、何も食べたくないじゃないか。ものすごく大きい絶望に当たったら、欠伸をしてるって思うしかないのと同じだよ。壁では、ミッキー・ロークがキュートな笑顔でこちらを見ている。僕はアメリカン・サイコだ。ソーセージマフィンに一番合う飲み物?なんと言っても オ だね。やれやれ。君には オ の意味が分からないのかい?
僕らのことさ。
君が夢に出てくる時は、必ず オ の形を取って出てくるんだ。イルカもそんな夢を見るんだってさ。ハハハ、イルカが夢を見ながらspace shower tvしてるなんて、誰が発見したんだろうね。やっとここで僕がセクシャルハラスメントをしていることに気づいたのかい。ところで、僕は君のことが好きだな。もうたまらないくらいさ。君のためなら、ソーセージマフィンの代わりに、鮭おにぎりを食べたっていいさ。あれこそ、これからデカダンが始まる予感の前に、女性ならfemale ejaculationしちゃいそうになりながら…ハハハ、僕は君となんだか似ているみたいだよ。だって、君だってわかっているだろう。この電話線が何処にも繋がっていないことを。そして、僕がこの世に存在していないことも。じゃあ、そろそろ時間だから切るよ。グッバイ、ハニー、愛しているよ。
多分俺は甘えきったちゅ~るなんて出されなければ、無人島に1人取り残されてもなんとか帰ってくるんだよ
それはもう分かりきったことだ
でもそこに少しでも甘えが生じると全てがダメになる
だからきっと自分には殺風景な舗装されてない道を歩き続ける生活が一番あってるんだと思うんだ
でもさ、それならきっと、そういう生活をしてる人こそ、甘えられる環境に行った時に堕落しきっちまうんじゃないかって思う
しかし落ちてる100円玉は拾わないと損だし、甘えられる場があるならそうせざるを得ないよな
だからきっと甘えてない時の俺なら、皆の遊びにも誘われる筈だし、誰にも嫌われないはずだし、彼女だって戻ってきてくれるはずなんだ
といっても、何せ舗装されてない道を歩き続ける人間だから、戻ってきて欲しい彼女なんていないのかもしれないけれど
いや、そんなこともないぞ
享楽の果てにあるものは虚無だって知ってる人間はいくらでもそんな存在を心に抱いてるものなんだ
それは心の欠如だ
ニューヨークとかの摩天楼を見下ろすビルのガラス張りの部屋から見える景色のように透き通ったものとして欠如が心に存在することになる
そして私達はそういったものを拠り所にしていないと、生きていけない
既に訪れてしまった喪失の傷を埋めるために
例え殴られて蹴られて路地裏から這い出て、血に濡れた視界に見えた黒いドレスに失われてしまったものを夢見たとしても、それは喪失の痕でしかない
それを追い求めているしかない
そうすることでしか私達は存在できない
私が、いるのは、遠い、ビーチリゾート。
私はあなたの事を何回も何回も思い出しては畳んでしまって、今では擦り切れてしまったけれど、小さな小箱に閉まってずっと覚えていようとしてるのよ
でも、その写真には誰も写っていないの